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んです
ボランティアに参加してみたいけどどんな感じなのだろう?
被災地の状況を生で見てみたいんだけどなぁ・・・
など思っている方、参考になればと思います
準備
きっかけは、知り合いのお友達が宮城でボランティア活動していて
よかったら参加してくれないか、という話をいただきました
個人ではないです、私の参加している団体(職業団体)単位でのお誘いです
で、少し大々的にお知らせをして、寄付金等も結構いただきました
こちらは大工仕事もできる人間がいるので、そういった活動もするということで
コンパネや垂木など木材も積んで、20人程度でバスで向かいました
もちろんバスや木材等、全てこちら持ちです
あくまで私たちの団体の参加ですので、個人の参加とはちょっとちがいます
裏を言えば、そういったボランティア活動をした、寄付をしたなどの実績を
団体の活動報告として反映できるメリット(今はメリット言えるかわからないけど)もあるのでー
ちゅーわけで、夜、東京から出発しましたー
出る言葉は、あー・・・
場所を特定するのもアレなんで控えますが、石巻のちょっと手前辺りです
津波が2m位来た所らしいです
あ、言い方おかしいかな
街が2mの高さの海水で埋まったといえばいいのかな
画像でわかると思いますが、かなりスッキリしてます
・・・建物の基礎だけになってるんですよね
流されたのか、壊したのか
まぁこういった状況は皆さんメディアで散々みてると思いますので、大体想像通りですよ
で、私の行った街は、うーん、はっきりいっちゃうと、立派なお宅は結構残ってます
つーか、東京住まいの私としては、一軒一軒がデカい!
どのお宅も100坪位はあるでしょ?って位ですね
で、そういう比較的立派なお宅は家が残ってます
でも、半壊なんですよー
さっき言いましたが、2mの高さまで海水が来たんですよね
一階部分が結構ひどいことになってます
なので、住めないんです
なので、なんというかな
建物はあるけど、人はいない
なんか静かなんですよ、街が
こんなに建物残ってるのに、人がいない
・・・これは初めて味わった空気でした
わかりやすく言うと、不気味です
なんか鳥とか自然の音もあまり感じられないんですよ
全て地震と津波がさらっていってしまったのでしょうかね
でも、生活はしてます
ちらほら、地元の方と思われる方はいらっしゃいますし、家も直して住んでる方もいますね
電柱ももう一回建て直して、住んでるお宅に電気を引きなおしてありました
水道もきちんときてますね
ポンプと思われる場所に発電機が未だに置いてあるのがリアルに感じました
車で20分も走らせれば、国道沿いの賑やかな雰囲気が出てきます
なので、さほど生活には困らないかもしれませんね
ただ、その街には本当になにもないです
自販機が2台あったのだけ確認できた位です
やることはやるよ、本気で
で、実際にボランティア活動をしてきました
本題はここからですw
○○区のボランティア活動に参加する感じです
私たちの他にも、一般の方々も結構参加されてました
で、私たちに課せられた作業は
まず、畑に津波が来ますよね
で、いろいろな瓦礫が残ったままになってると畑として使えない
畑の上の瓦礫を取り除いてほしい
スコップですくって、土のう袋に入れる
まぁ土方仕事です
あともうひとつ
木造のお宅にお邪魔して
畳の下に敷いてる木の板って言えばわかりますかね
それがダメになってるので、持ってきたコンパネで敷きなおしてほしい
大工仕事ですね
この二つが主な作業内容です
ちゅーわけで、私は大工仕事の方にいきました
ここからイライラしてきますw
よっしゃやんべーって感じではじめます
こっちには大工の棟梁など、プロフェッショナルが何人かいますのでチャキチャキ動きます
で、ボランティアの担当みたいな人に言われた一言
「もっとゆっくり時間かけてやっていいから」
ははぁ・・・なるほど
この一言で空気がわかりますね
ま、私たちにあんま無理すんなよみたいな意味もこめていってくれたのかもしれません
うん、そういう意味で捉えよう・・・
って感じで、そんなもう時間いっぱい働けオラァ!って感じじゃなかったです
ユルいです
でもこっちは職人です
与えられた仕事は、そつなく最後まで迅速にミスもなくやりきる!
これが働くって意味の基本ですよね
職人さんは終わりじまいっていう言葉があります
今ある仕事をのんびりやろうとか思わないっていうか、そういうやり方できないんですよ
休憩多めって言ってもやるときは全力です
無駄口たたきながらやるとかありえないんですよね
で、早く終わらせる流れになります
で、結果、大工さんグループは、一日かけてやる仕事を、半日で終わっちゃう
そんなペースになってるわけです
これはマズい?マズいってのはおかしいだろ
そう思いながら、私は午後から土方仕事の方に行きました
ここから理解できなくなってきます
前もって言っておきます
これは私のエゴなブログです
お前それおかしいよって言われるの覚悟で書きます
とりあえずお昼ごはん
お弁当やさんが来ました
まぁたいした弁当じゃないです
500円程度のお弁当ですね
・・・なんでお茶がないの?
え、え?それは自分で用意しろって事?
そのくらい弁当屋頼めば持ってくると思うんだけどなぁ
意味わからない
ないならないで、普通主催者側が用意するんじゃないの?
その考え自体、おかしいのかなぁ
自重かなんかしらないけどさ、まぁいいや
しょうがないから、行きのバスで余ってたお茶とリポD飲んでごまかしました
ボランティアに参加するにあたってのしおりみたいなのに、飲み物は各自用意してって書いてあるらしい
だから用意してくれないんだ、なるほどねー、ふーん
で、昼から土方作業だー
畑の土をスコップで掘って
土を土のう袋に入れて
袋を縛って
ネコ台車に載せて
積んでいく
この作業、分かりやすい作業です
で、まぁ私たち、黙々とやってるわけです
たまに、腰イテテーなんていいながらも、えっさほいさやってるわけです
私たちは職人さん中心だから体力も多少は自身あるんですよね
あと、奥様がたもいるから、それなりに役割分担をして効率を考えてやってたつもり
こっちは、上記した終わり上がりみたいな考えがあるので、結構必死にやります
でさ、こういうボランティア活動って、なに、一般の方も参加してるんですよね
女子大生みたいな子とかさ、あと30歳位のそういうのに参加するのが好きな人っていうのかな
ワイワイキャッキャやってるわけですよ
ははぁ・・・そういう空気でやってるんだ・・・
で、そのボランティアの担当は何も言わないわけですよ
まぁね、ボランティアだし、そこまで言う必要ないのかなーって思ったりしました
で、何か謎のペース配分なんですよね
30分動いたら5分休憩とか
なんか休憩を小出しにするんですよ
私はタバコ止めたけど、吸う人は、一本も吸い終わらないでまたはじめるわけですよ
なんか私たちに気を使ってるオーラは感じるんです
そして今度は10分やったら10分休憩したり、もう意味わかんない
で、やっぱり予想より私たちのペースが速いのよ
ワイワイキャッキャやってる人達とは倍以上の差があるわけよ
で、やる範囲を終えたら、また小出しにしてここまでやってくれって言いはじめるのよ
で、終わったら今度はここまでやって、とかさ
なんなの?
多分ね、そういうやり方、学生さんとかには通じるかもしれないけどさ
職人には通じないよね
で、ここから苛立ちをかくせなくなりますw
それでもね、私達、子供じゃないですから
50歳、60歳位の棟梁の方とかとも一緒に来てますし、下手のことは言いません
みんな言うこと聞いて、文句も言わず作業してたんですよ
で、15:30に作業終わりーって事でお疲れ様でしたー
私達が道具とか片付けたりしてたんですね
そしたらなんかボランティア団体の人が私に声をかけたんです
「すいません、この中でリーダー的な人って誰ですか?」
おいなんだその日本語って思いながら、今回のボランティアの引率の人を呼んだんですよ
そしたらどんな会話したと思います??
「ここは被災地なんです、見れば分かると思いますが、建物が半壊していたり壊れた家もあります」
「そういう所にゴミを捨てたり、立小便をしたりされると困るんですよ!!!」
・・・は?
「あなた達、年齢的に人生の先輩なんですから、それらしい行動をしてもらわないと困るんですよ!!」
・・・え、何?ぶっとばしていいの?
いやね、こっちの代表もかなりイラっと来てたんだけど、さすがに意味わからん
ちゅーことで、いやー私達はそういった事はしてませんよ?
と言ったら、過去にそういう事例があるからとか、近隣の方から苦情がきたとかうんたらかんたら言ってるんですよ
じゃあなんだお前、さっきのいいぶりじゃ、あたかも私達がやったみたいじゃん?
そう思うわけです
なんか多分ね、それ言ってきたお兄ちゃん、なんつーかな、マニュアル通りに動いたのかな?
普通ならさ、たとえそういう事があったとしても
「いやー、そういう事が過去にあったんで、うーん、ないとは思いますが気をつけてくださいねー」
ってやんわり言ってくれたほうがよっぽど伝わるわ
そういうのわかんないお兄ちゃんなんでしょうね
でさでさでさ!
挙句の果てには、うちらの持ってきた木材とか材料あるじゃん
余ったものは置いてってくれ、でもゴミは全部持ち帰ってくれって言うわけよ
さっきみたいな事言われた後だから余計腹が立つわけよ!
という感じの一日目でした
その夜
私達には、夜も軽い食事を取って終わり
自重してます
こういうのおかしいと思うわけです
そりゃそういう状況である場所にいるなら話は別ですよ
でも、好きなご飯は食べられる、お酒は飲める
そういう状況にいるのに自重するのは違うと思うんですよ
少なくとも、私達は今日、一生懸命働きました
なので労いの意味も含めていっぱい飯食って酒飲んで明日もがんばろうぜ!
これが普通だと思ってます
しかも被災地にお金を落として悪いことでもあるの?
ちゅーわけで、ファミレス言ってご飯と軽くお酒を飲みました
つか安いね、joyfulってファミレス
味は置いといて、安いねw
で、旅館に帰ったら、ボランティア団体が懇親会をするって事で、後で集まってくださいという話がありました
まぁ、一緒に汗水流した仲だしな、顔くらい出そうって話になったんです
懇親会って普通、どういうイメージです?
私は、夕飯と瓶ビールが用意してあって、まぁまぁまぁってって感じのイメージです
で、行ってみたら、広い部屋にみなさん座ってるんですよね
テーブルとかないよ
何かジュースとかお菓子がちょっと置いてあるんです
その次点で、なぬ!?と思ったんですがとりあえず話を聞こうって事で座りました
そしたら今日の反省みたいなのと、電気の消し忘れ気をつけてくださいーとか諸々
中学生の修学旅行にありがちな風景の思っていただければと思います
そして最後にこの一言ですよ
「この後懇親会って事でね、やりたい人はこの部屋使ってやってください」
こういう言い方ですよ
あー、もうないないないない!!
うちらは一斉にこの部屋を出ました
一応懇親会代で全員500円払ったのよ
だから止めるかなぁって思ったら止めもしない
もう、ありえない!!!
ちゅーわけで、話し通して、二日間のボランティア活動の予定でしたが、一日で帰りました
あ、ちなみに二日かかる作業を一日で終わらせたし、それ以上の事をこの日はしました
最低限の作業はしたつもりです
言い方変えれば、職人の考え方とは違うのかもしれない
こういう時は、まずそれなりの料理と、ありあまるお酒を用意するのは当然
足りなくなったら無理やりでも用意する
べらぼうなお金の使い方するのよ
で、みんな気分よく飲んで明日も全力で働くぜ!!
そういう人たちは無理です
なんかさ、すんごく真面目なんでしょ
いいんじゃない、そういうやり方で通用する方達とボランティア活動すればいい
何より一番気になったのが、労いの言葉一つもいえねーのかって事
そこまで自重?
お疲れ様、辛かったら休みなね、仕事速いですね、助かりましたよ
みたいな事言えないの?
私達の常識は通用しないってのがよく分かった
というわけで、この団体とは二度とボランティアいかねぇ!!!!!
という気持ち悪い感じでボランティアを終えました
聞こえてるんだよ、私達の悪口いってるのをさ!
すいませんね、あなた達のプレイスをよごしてすいませんでした!
今回のボランティア活動を通じて考えたこと
お金、ですね
今回作業した内容
まず、畳の部屋にコンパネを敷きました
これって、大工さん呼べば済む話ですよね
一応、大工さんがみんな忙しくてなかなかできないってなってますが
んじゃ他の地方から呼べばいい
でもそこでお金が発生するから呼べないんですよ
なのでボランティアにお願いするって感じですよね
あと、土方作業
畑の瓦礫処理なんて、ユンボとか重機もってくれば早いです
でも、ボランティアの人を集めて、何日もかけてやる
確かに瓦礫のなかに何があるかわからない
でもユンボなど使っても問題ないはず
重機が不足してるわけじゃない
頼むとお金かかるからでしょ
これはいずれも個人の自宅だし、個人の畑です
その作業を個人で賄うのは大変だから、ボランティアにお願いする
素敵な話だと思います
多分、市町村や県はそういった個人の負担には加担してないのかもしれません
そりゃ全住民の加担をしたら大変ですもんね
ただ、一日で分かります
ボランティアに頼ってこのペースなら、10年経っても復興は程遠いでしょう
むしろ、復興というのはどこまでを言うのかっていう感じですけどね
もう、戻らないんですよ
新しく、創り直さないとなんです
ワンポイントアドバイス
批判から上手くぼやかした流れになったぜw
ボランティア活動に参加してみたい、という方
まぁ、ググれば色々でてきますからどうぞw
地元の区や市などでボランティア活動を行っている所も結構あります
被災地の市町村って意味じゃないよ、あなたのお住まいの区や市って意味ね
そこで調べて参加してみるのが安全、うん、安全って言葉を使うのもアレだけど、確実だと思います
あとあと、現地の状況を見てみたいんだけど、気まずいなぁ、変な目で見られないかなぁ
つか道路大丈夫?行けるのかな・・・
なんて思っている方、行けます
私としては、ボランティアはエゴであり偽善であり自慰行為であり営利目的であり肩書きであり自己満だと思っています
ただ、ボランティアによって救われている人がたっっっっっくさんいます
なのでね、無理してボランティアをして、それで被災地の現状を知ろうとか、そんな気を使わなくてもいいと思います
車で石巻方面に向かって大丈夫です
高速だと石巻河南ICでしたっけ
いけますよ
普通に車通れますし、停車できます、なにもないんで
ただ、折角なんで、ボランティア活動している方や住民の方とお会いしたら挨拶位すると、お互い気持ちよく行動できると思いますよ
いや、私もボランティア活動中に、被災地を見に来たと思われる夫婦とお会いしたんですよ
ご苦労様ですっていってくれて、嬉しかったのと、自分の使命感の再認識みたいなのをしました
ただ、カメラはあんま気持ちよくないですね
ボランティアの担当にも言われましたが、風景はまだいいけど、個人宅とかは控えてくれって言われました
いや、当たり前だけどさ
うん、写真に収める意味をもう一度考えてみましょ
というわけで、で!!
歴代ナンバーワンの読みにくさな記事だったと思いますw
次回はさすがにD7000のレビューを・・・
あ、もう今更ですかそうですか・・・
ちなみにえるえむさんの会社のGEM-1でしたっけ、高いヘッドホンアンプ
あれ、私は購入予定ありませんごめんなさい!!
だってー、高いだけだもんw
って言ったら失礼か
だってさ、たとえばDCHP-100とかKH-07Nとかさ
まぁHP-A8だってそうだけど、技術的な説明をちゃんとしてくれてるジャン
GEM-1ってさ、なんかいいパーツ組み合わせて作ってるから高いんだよ
っていう説明しかないじゃん、いや大分端折ってるけど、調べた限りそんな感じ
だからさ、多分買ったとして、いい音だとして、出る感想は
あぁー高いだけあるわぁ・・・
だよねー
うーん、だからさ、そういうので食指が動くのはやっぱ本当にオーディオ好きよね
結局は、よければいいんだよっていう
私もそっち派だとは思ってたんですけどねぇ
やっぱ技術的な理屈がなきゃ、なかなか手が出ません
えるえむさんもそういう考えだと思ってるんだけどなぁ
まぁ本人が作ったわけじゃないし、そこまで要求するのは野暮かなって思ってます
それなりの知識があるでしょうから、いつかオリジナル商品を期待してみるでござる
うーん、余計なこと話しすぎたw
では、素敵なゴールデンウイークを!!!
[2回]
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